3月11日 午後2時46分 

 区役所6階で確定申告の手続き終了間際、グラッ 地震?・・と、思ったら、来ました! 来ました! 長〜い大きな地震。マグネチュード9.0 震度7 6分間の揺れ。天井から吊るされた照明器具が次々と落ちてくる。ドンッ ガシャン ドン ガシャンの音が続く。机の下で机の両足をしっかりつかみ(キャスター付きなので摑んでいないと強い揺れで移動してしまう)ひたすら揺れが止むことを祈る。長かった 本当に長かった。6分間ゆれてやっと大きな揺れは収まる。顔を上げると部屋中、埃が舞い立ってモウーモウー、床はガラスの破片で歩くのが大変な状態。そんな中で机や椅子に置いてあって散乱したメガネ・バッグ・自分の書類を捜しかばんに入れる。そうしているうちにホールにいた人々は皆逃げて誰も居なくなる。誰かが入り口の所で「早く逃げてください!」と、叫んでいる。持って来た物の拾い忘れは無いかと、もう一度周りを見渡してホールを後にする。エレベーターは使えないので階段で建物の外へ。その間も余震が続く。余震と言えど震度4〜5はある。20分ほど様子を見て、近くのスーパーに駐車していた車に戻り帰路に。停電で国道・バイパス・全ての道路の信号機は停止。途中から雪がゴソゴソ降って来てワイパーをまわしても視界が悪い。普段は5〜6分で着くのに3時間半かかって我が家に辿り着く。家は残っていた。夫もかすり傷一つ無く生きていた。東側100メートル・西側50メートルまで津波の余波が迫っていた。大きな魚が打ち寄せられて死んでいる。電気・ガス・水道は全てストップ。家の中は足の踏み場がない。食器の85パーセントは木端微塵となり折り重なっている。箪笥は倒れ、天井までの2段重ねの収納庫は上の段が下に落ち、上下の収納物が落ちて廊下を塞いでいる。玄関は鏡・花器・飾り物が落下して多くが破損。・・・続きは後ほど・・・